「竹ノ塚って、実際どうなのか?」
足立区というだけで不安に感じる人もいれば、23区内で家賃を抑えられる街として気になっている人もいるはずです。
再開発はどこまで進んでいるのか。買い物は便利なのか。子育て世帯が安心して暮らせるのか。
この記事では、竹ノ塚駅周辺の再開発の現状、具体的な店舗情報、生活インフラ、家賃相場、子育て環境まで踏み込み、ファミリー視点で「引っ越し候補に入る街かどうか」を判断できるように解説します。
街選びで後悔しないための視点まで整理しています。

竹ノ塚は確実に良くなっているが、まだ成長途中の街
竹ノ塚駅は2024年に大きな転換点を迎えました。
- 東武スカイツリーラインの高架化が完了
- 駅直結型商業施設「EQUiA竹ノ塚」が開業
これにより、長年の課題だった踏切渋滞が解消され、駅前の利便性も向上しました。
さらに東口では市街地再開発計画が進行中です。
つまり竹ノ塚は「再開発が終わった街」ではなく、「改善が進み続けている街」です。
完成された再開発タウンを求めるなら物足りないかもしれません。
しかし、家賃・利便性・将来性のバランスを取りたいファミリーにとっては、十分検討に値するエリアです。
竹ノ塚駅の再開発で何が変わったのか

高架化で街の構造的な弱点が解消
竹ノ塚といえば「開かずの踏切」が象徴的な課題でした。
慢性的な交通渋滞、通学時の安全面への不安、東西の分断感。
高架化により踏切は撤去され、移動はスムーズになりました。
これは単なる利便性向上ではなく、街の評価を下げていた要因が一つ取り除かれたことを意味します。
子育て世帯にとっては、通学路の安全性が上がったことは大きな安心材料です。
EQUiA竹ノ塚の開業で駅前利便が向上
2024年5月に開業したEQUiA竹ノ塚には、日常使いできる店舗が入っています。
例えば、
- 成城石井
- サンドラッグ
- ベーカリーショップ
- 惣菜店
- カフェ業態
- 生活雑貨店
など、帰宅動線上で買い物が完結する構成です。
改札を出てすぐ買い物ができるため、共働き家庭にとっては大きな時短メリットがあります。
竹ノ塚駅の買い物環境は十分か
駅周辺には、生活に必要な店舗が揃っています。
スーパー
・西友 竹の塚店
・マックスバリュ
・まいばすけっと
価格帯の異なるスーパーがあり、家計に合わせて使い分けが可能です。
高級志向から節約志向まで対応できる点は、ファミリーにとって安心材料です。
ドラッグストア・日用品
・ウエルシア
・サンドラッグ
・マツモトキヨシ
医薬品や日用品の購入に困ることはありません。
外食チェーン
・サイゼリヤ
・ガスト
・マクドナルド
大型繁華街ほどの選択肢はありませんが、日常利用には十分なラインナップです。
子育て世帯にとっての住みやすさ
公園環境
竹ノ塚周辺には中小規模の公園が点在しています。
徒歩圏で子どもを遊ばせる場所に困ることは少ないでしょう。
大型レジャー施設はありませんが、日常生活レベルでは十分です。
教育・保育
足立区は子育て支援制度が比較的充実しています。
ただし、保育園の入りやすさや学校の雰囲気は年度やエリアによって差があります。
物件を決める前に、学区と通学路は必ず確認してください。
家賃相場とコストパフォーマンス
竹ノ塚の強みは、23区内でありながら家賃が比較的抑えられていることです。
北千住より一段階安い物件が多く、3LDKも現実的な価格帯で見つかります。
「都心直結でなくてもよい」
「広さを優先したい」
という家庭にとっては合理的な選択肢です。
竹ノ塚駅の治安のリアル

足立区にネガティブなイメージが残っているのは事実ですが、治安を判断するときに大事なのは「イメージ」ではなく、(1)実際にどんな犯罪が多いのか、(2)それが自分の生活にどれだけ影響するのか、です。
ここを曖昧にすると、住む判断を間違えます。
竹ノ塚駅前「だけ」の数字ではなく、警察署管内+町丁目の情報で見る
治安データは、基本的に「駅」単位ではなく「警察署管内」や「町丁目」単位で公表されます。
竹ノ塚駅周辺の実態を正確に捉えるには、警視庁の「竹の塚警察署」の犯罪認知状況と、足立区が公表する“多発地域(町丁目)”を合わせて見ます。
竹の塚警察署管内は、2024年に刑法犯が増加。増えている中心は“窃盗系”
警視庁が公表している「竹の塚警察署・過去5年間の刑法犯」では、2024年の刑法犯認知件数は1,219件で、2023年(985件)から増えています。
内訳を見ると、2024年は「非侵入窃盗(=万引き、乗り物盗、置引き等)」が818件と大きな割合を占めています。
つまり、“物騒な事件が激増している”というより、生活圏で影響が出やすい「盗難・万引き・置引き」の比重が高いタイプのエリアです。
いちばん現実的なリスクは自転車盗。区も「多発地域」を名指しで出している
足立区が公表している資料では、令和7年(掲載時点の期間:4月〜10月末)の「自転車盗難被害」の多発地域として、竹ノ塚駅周辺の町丁目が上位に挙がっています。
具体的に「竹の塚6丁目(39件)」「竹の塚1丁目(26件)」「西竹の塚2丁目(24件)」などが掲載されています。
ファミリーの生活で言うと、被害が出るのは「夜道で襲われる」より先に、圧倒的に「自転車が盗まれる」「カゴの荷物がやられる」「駅前で置引きに遭う」などです。ここを直視したほうが現実的です。
「時間帯」の癖がある。駅前の“夕方〜夜”は雑踏リスクが上がる
警視庁の竹の塚警察署データ(2024年1〜10月累計)では、非侵入窃盗の時間帯別件数が公表されています。
特に件数が大きいのは「16〜18時(97件)」「8〜10時(81件)」「18〜20時(85件)」などで、生活動線が集中する時間帯に増えやすい傾向が読み取れます。
このタイプは、夜中の凶悪事件が多いというより、「人が多い時間に起きやすい盗難・万引き」が中心という解釈が妥当です。
粗暴犯(暴行・傷害など)は“ゼロではない”が、特徴は見える
粗暴犯についても警視庁が累計を公表しています。
竹の塚警察署では、2025年1〜8月累計で、暴行38件・傷害27件などが載っています(暫定値で後日修正の可能性あり)。
ここから言えるのは、「ゼロで安心」とは言えない一方、ファミリーが日常で最も遭遇しやすいのはやはり“窃盗系”で、次に“飲食・雑踏に紐づくトラブル”をどう避けるか、という順番になります。
じゃあ、竹ノ塚は危ないのか?判断基準は「場所」と「暮らし方」
結論をはっきり言うと、竹ノ塚は「どこに住むか」「どう暮らすか」で体感が変わる街です。
データ上の主要な論点は“自転車盗を中心とした窃盗の多さ”なので、ここに対策を打てるかが勝負になります。
ファミリー向けの実務的チェックポイントはこれです。
- 自転車運用を前提にするなら、防犯設計が必須
・二重ロック(U字+ワイヤー)
・できれば屋内駐輪/オートロック内駐輪
・駅前の長時間放置を避ける
(区が啓発・警告札など対策を強化しているのは、裏を返すと“発生が多い”からです) - 夜の導線は「駅前→自宅」1ルートだけで判断しない
・平日20時台(帰宅ピーク)
・雨の日の夜(人の滞留が変わる)
・東口と西口それぞれ
この3条件で歩いて、納得できるかを見る。数字よりここが後悔を分けます。 - 物件選びは“駅距離”より“駐輪・照明・見通し”を優先する
駅近でも、駐輪場が甘い・路地が暗い・死角が多い物件は、盗難やいたずらのリスクが上がります。
竹ノ塚の弱点
- 駅前の洗練度は北千住ほどではない
- 東口は再整備途中
- 団地エリアは築年数が経過
ブランド力を重視する家庭には向きません。
ただし、その分家賃は抑えられています。弱点が価格に反映されているとも言えます。
竹ノ塚が向いている家族
・23区内で家賃を抑えたい
・北千住アクセスを活かしたい
・派手さより実用性重視
・将来の再開発を見込んで住みたい
竹ノ塚は引っ越し候補に入るか
竹ノ塚は「劇的に変わった街」ではありません。しかし確実に改善し、今後も変化する可能性を持っています。
家賃・利便性・将来性のバランスを重視するなら、検討に値するエリアです。
実際に現地を歩き、自分の目で確かめることが最終判断になります。
